野立て看板は自店の敷地以外の土地に看板を立てて、宣伝や誘導の告知に使う看板です。
商圏ラインギリギリの場所に設置することで、商圏外のお客様にも企業・店舗を認知してもらえるようになるだけでなく、広範囲からの集客が期待できます。また、ブランドイメージを高めることにもつながります。
野立て看板の特徴
野立て看板の多くは、幹線道路沿いや交差点、あるいは田畑などに設置されています。
例えば交差点で「○○店、右折1km」という看板を見かけることがあると思いますが、その看板こそ野立て看板なのです。
この野立て看板は自店のシェアの弱い地域に対する宣伝としては非常に効果的ですが、そのその反面、よそ様の土地を使用するため、看板の制作費の他にランニングコストとして、月の家賃が発生します。
場所によって家賃の額は異なりますが、総じて決して安くありませんので、現在の商売がある程度軌道に乗ってお金に余裕があり、新規顧客を増やしたい時に活用するとよいでしょう。
野立て看板の種類
野立て看板には大きく分けて「告知看板」と「誘導看板」があります。
「告知看板」は知名度やシェア拡大を目的に設置するもので、店の名前やキャッチフレーズ、宣伝文句などが掲載されています。
一方の「誘導看板」は、お客様を道に迷わせず、店まで誘導することを目的にする看板であり、どちらかというと店の比較的周辺に設置されます。
前にも言及した「○○店、右折1km」という野立ち看板はこの誘導看板になります。
なお、「告知看板は」自分の店や会社の宣伝だけをする単独タイプと、大きな野立て看板に複数の業者が看板を取り付ける集合タイプがあります。
集合タイプは、その看板を利用している複数の業者が家賃を分担しますので、安く使用することが出来ますが、効果は単独タイプと比べてかなり落ちます。
下手をすると「安物買いの銭失い」になりかねませんので、できればケチらずに単独タイプで売り込みましょう。