遠くまで届く屋上看板の魅力

屋上看板は、主にビルの上に設置しますが、ビル以外でも建物の屋上部分よりも上に設置する看板も総称して屋上看板と呼びます。
また、「屋上広告塔」と呼ぶこともあります。
巨大サイズなので遠方からも認識でき、視認性は抜群です。
表示内容は、細かな情報を載せるよりは、ロゴマークや企業のイメージが分かるビジュアルを大きく載せるなど、シンプルなものが多いのが特徴です。

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屋上看板の特徴

屋上看板はその名の通り、屋上に設置する看板です。
四角い形状なので、四方に情報を出す事が可能であり、また、広告面積が大きく、遠くからの視認性が高いので、繁華街のビルの屋上に多く見る事ができます。
基本的に屋内看板は店や会社の位置及び存在を大々的にアピールすることができ、看板そのものがその地域の中でランドマークとして認知されることが多いという特徴があります。
その為、一般受けしやすいように普遍的な会社のイメージやコンセプトを表すデザインが推奨されています。

ビル以外の屋上看板について

屋上看板は主にビルの上に設置されますが、既存の建物やプレハブの屋上に設置することも可能です。
この場合は、建物自体が看板に見えるように作ると見栄えが良く、また、建物の高さと看板部分の位置が1:1の比率にすると非常に目立ちます。

昔ながらのテント看板にある意外な効果

テント看板は建物の窓や正面玄関の上部から、せり出すように突き出している主に塩化ビニール素材を加工した看板です。
可動式のオーニング型や固定式の日除けテントなどバリエーションは豊富であり、街中でよく見かける一般的な看板の1つです。
テント生地やシートに直接看板デザインを印刷することができるので、安価で広い面の看板を作ることができます。

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テント看板の特徴

テント看板は「雨よけ」や「日除け」だけでなく、店に「奥行き感」を出す効果があります。
テント看板を建物に取り付けることにより、平面の看板では出せない「立体感」を建物に持たせて、存在感を際立たせることができます。

テント看板の活用方法

テント看板は見た目の印象が第一であることから、PRフレーズを書きこむよりも、イメージカラーやイメージ文字、マークをするこむことが推奨されています。
また、テントの下ではガーデニングをしたり、ベンチやテーブル、雑貨類を飾ったり、スタンド看板やメニューボートを出してその店のコンセプトを表現し、奥行き感・立体感を活用すると集客力が高まります。

野立て看板で通行人にアピールしよう

野立て看板は自店の敷地以外の土地に看板を立てて、宣伝や誘導の告知に使う看板です。
商圏ラインギリギリの場所に設置することで、商圏外のお客様にも企業・店舗を認知してもらえるようになるだけでなく、広範囲からの集客が期待できます。また、ブランドイメージを高めることにもつながります。

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野立て看板の特徴

野立て看板の多くは、幹線道路沿いや交差点、あるいは田畑などに設置されています。
例えば交差点で「○○店、右折1km」という看板を見かけることがあると思いますが、その看板こそ野立て看板なのです。
この野立て看板は自店のシェアの弱い地域に対する宣伝としては非常に効果的ですが、そのその反面、よそ様の土地を使用するため、看板の制作費の他にランニングコストとして、月の家賃が発生します。
場所によって家賃の額は異なりますが、総じて決して安くありませんので、現在の商売がある程度軌道に乗ってお金に余裕があり、新規顧客を増やしたい時に活用するとよいでしょう。

野立て看板の種類

野立て看板には大きく分けて「告知看板」と「誘導看板」があります。
「告知看板」は知名度やシェア拡大を目的に設置するもので、店の名前やキャッチフレーズ、宣伝文句などが掲載されています。
一方の「誘導看板」は、お客様を道に迷わせず、店まで誘導することを目的にする看板であり、どちらかというと店の比較的周辺に設置されます。
前にも言及した「○○店、右折1km」という野立ち看板はこの誘導看板になります。
なお、「告知看板は」自分の店や会社の宣伝だけをする単独タイプと、大きな野立て看板に複数の業者が看板を取り付ける集合タイプがあります。
集合タイプは、その看板を利用している複数の業者が家賃を分担しますので、安く使用することが出来ますが、効果は単独タイプと比べてかなり落ちます。
下手をすると「安物買いの銭失い」になりかねませんので、できればケチらずに単独タイプで売り込みましょう。

交通広告を使ってより多くの人に宣伝しましょう

交通広告とは、電車の駅構内やバス停のベンチ、あるいは電車やバスの中などにある広告スペースの総称です。
バス停や電車などはよほどの田舎でもない限り多くの人が集まるので、確実に宣伝することができます。
また交通広告の最大の特徴として、客層をある程度絞ることも可能です。
その為、自店や自社が狙っているターゲットの客層の集まる交通広告をうまく活用できれば非常に大きな宣伝効果が期待できます。

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交通広告の特性

交通広告の特徴は場所によってある程度客層を限定することができることです。
例えば、駅のターミナルならば、そこを通る通勤客をターゲットにすることができますし、空港ならばホワイトカラーのビジネスマンを相手にする業種や観光客へのPR看板が大きな効果を上げることができます。
目的に応じた宣伝ができるよう、次のような各交通広告の特徴をしっかりと把握しましょう。

電車 バス タクシー7 空港
場所 ベンチ、壁、改札付近など 吊り皮、壁、中吊り広告など ベンチ、車内、ボディなど 助手席、運転シートの後ろ、ボディなど 空港内待合所、カウンター、駐車場など
ターゲットの客層 電車を利用する通勤・通学者、駅周辺の住民 電車を利用する通勤・通学者、広域の沿線の住民 車を持っていない年配の人、学生 ビジネスマンや少し裕福な人 ビジネスマンや旅行者など長距離を移動する人
最適な業種 病院や飲食店など地域密着系の業種 住宅・不動産・レジャー施設、雑誌など広域商圏業 葬儀社、旅行代理店、車の教習所など年配者や車を持っていない人向けの業種 金融商品、ハウスキーパー、ダイエットなどお金と時間がある人向けの業種 特産物を取り扱ている店や宿泊施設など

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交通広告の注意点

交通広告を使用する場合には、電鉄会社やバス会社などの許可を得る必要があります。
その為、この交通広告のみ、看板屋ではなく広告代理店を通す必要があります。

移動看板で売上アップ!カーマーキングとは?

カーマーキングとは自社の営業車、トラックなどに会社の特徴をイメージするデザイン・ロゴマーク・企業の業務内容・連絡先をマーキングすることです。
別名「走る広告」とも言われており、多くの看板の中でも最も手軽に認知度アップができる、まさに「飛び道具」的看板です。

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カーマーキングの特徴

カーマーキングは普段、店や会社で使用しいる車を移動看板化します。
車体に直接、シートを貼り付けるだけという手軽さであり、また、業務上、商圏内を無駄なく走ることが多いため簡単に認知度アップができる非常にメリットの多い看板です。
なお、世の中には「痛車」と呼ばれるアニメキャラ等のマーキングをした車がありますが、あれもそのアニメ等の宣伝になっている以上、一種のカーマーキングといえるかもしれません。
痛車が周囲に与えるインパクトは極めて大きく、その例から見てもどれだけカーマーキングに宣伝効果があるか分かろうというものです。

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上手なカーマーキングの方法

上手にカーマーキングるには、文章よりもイメージカラーやキャラクターを前面に押し出したほうが高い効果があります。
また側面だけでなく、後ろの面のマーキングも大切にする必要があります。
何故なら、車両の後部は車の中で最も目立つスペースであり、歩行者や後方の車にアピールすることができます。
運転の安全性に心配があるのならば、運転席からは外が見え、外からはPR内容が見える「シースルー」タイプのシールを張れば、視界もPRスペースも十分に確保することができます。

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LED看板のこと

LED看板は、その名の通りLED(発光ダイオード)を使用した看板です。
消費電力が低く、寿命が長いことから近年では「光る看板」の代名詞であったネオンサインに代わる新しい「光る看板」の主流になりつつあり、注目されています。
「文字、あるいは板面そのものを光らせる」看板として、空間や建物そのものをおしゃれにライトアップして、主客力を高めます。

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LED看板の特徴

LED看板は、朝・昼・晩と時間を問わずに驚くほど目立つのが特徴です。
そのため、お客様の目に留まることが多くなり、それによって高い集客力を見込むことができるのです。
実際、看板をLEDに付け替えてから一気に集客が上がり、売上が右肩上がりになっ たということも珍しい話ではないようです。

LED看板とネオンサインの比較

LED看板とネオンサインの違いは次の通りです。

ネオン LED
デザイン 折り曲げ加工が難しいので、文字、大きさ、形に制限がある 小さなLEDの組み合わせなので、複座tな形に対応し、隅まできっちり光らせることができる
寿命 短い 長い(ネオンと比較して約10倍)
経済性 初期費用は安いが電気料金が高い 初期費用は高いが、電気代は安い

総合的にネオンよりもLEDが優れているということが一目瞭然ですね。

ポスターも看板の一種

意外に思えるかもしれませんが、ポスターもまた看板の一種です。
ポスターは数ある看板のなかでも安いコストで大きなインパクトが期待できることでは群を抜いており、一枚ではなく同じポスターを連貼りすることで、より強いインパクトを演出することも可能です。
しかもポスターを貼ることによって殺風景だった店内もがらりと印象が変わり、店に活気や勢いを与えてくれ、お客様の購買意欲を高めてくる効果もあります。
なお、貼り替えも簡単であり、常に最新の情報を提示できるのもポスターの大きな魅力です。

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ポスターとは

ポスターは街中で簡単に見ることができるので説明の必要はないかもしれませんが、あえて定義を述べるならば、屋外・屋内を問わず、壁面や柱などに掲示するために制作された、視覚的な広告・宣伝媒体のことです。
背景には絵画やイラストレーション、写真が用いられ、それとともに短いタイトルやメッセージが記載されることが多いです。
通常は、大判の紙またはそれに類するものへ印刷して作られるので、同一のものを安価で大量に用意することが系ます。

ポスターの種類

ポスターはその用途に応じて、次の3タイプがあります。
これらを的確に使い分けることで客単価の向上やリポーターの獲得をすることができます。

付加価値訴求タイプ

お客様が買おうとしている商品に、もしくは受けようとするサービスがいかに素晴らしいものであるかを表現するポスターです。
主に商品やサービスの宣伝が目手であることから、その多くは商品やサービスの紹介を前面に押し出すポスターとなっています。

追加商品販売タイプ

お客様に、「あっこれも買っておこうかな」と意欲を喚起させるポスターです。
例えば「これをセットに購入すればさらにお得」などといった内容のポスターが該当します。
また、他の商品の「付加価値訴求タイプ」ポスターを見た結果、「ついでに買っておこう」と思うようなケースのように、本来、「付加価値訴求タイプ」ポスターであったものが「追加商品販売タイプ」ポスターとなることもあります。

リピート来店促進タイプ

「もう一度、来店してみよう」と思わせるポスターです。
「何月何日、ついに発売!!」というような近日中に発売予定商品の宣伝ポスターや、「何月何日からこのようなことが始まるよ」というキャンペーンやサービス、イベントの紹介ポスターが該当します。

ポスターの意外な効果

ポスターにこれを貼ることによって店の雰囲気を一変させる効果があります。
人間の心理として、殺風景な店よりもある程度(視覚的に)ごちゃごちゃしている店の方が親しみが持てて、購買意欲が上がるという傾向にあるようです。
実際、壁がむき出しの倉庫のような店では中々買おうという意欲は起きないでしょう。
このような場合、壁にポスターを貼ったり、高い位置からポスターをつるしてインパクトを出すことによって、店の雰囲気をがらりと変えることによって、集客力や購買意欲のアップを図ることができます。
もっとも、いくらごちゃごちゃしているほうが良いからといって、何も考えずにはポスターを張りまくるのは逆効果です。
何事もほどほどにするのが一番です。
また、日焼けしたポスターやすでに用をなさないポスターを貼っておくこともお客様に悪印象を与えます。
綺麗なポスターや最新の情報が記載されたポスターとまめに張り替えましょう。

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POPは商品の為の“看板”

POPはPoint Of Purchase(販売時点広告)の略であり、主に個別の商品自体の説明に使われることで、商品の販売と売上アップに貢献します。
このため、POPは「モノ言わぬ販売員」と形容されることもあります。
POPの活用次第で、店舗の売上を左右することもありますので、その特徴を掴んで上手に活用できるようにすることが大切です。

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POPの特徴

POPは、紙を広告媒体としてその上に商品名と価格、またはキャッチコピーや説明文、イラストを手描き、あるいは印刷したものであり、数ある広告媒体の中でも単純なツールの一つです。
しかし、POPは内容によっては店の個性を作り上げる力があり、POP一つでその商品、ひいては店舗の売上を左右するとまで言われるほど、実に優れた力を持っています。
なおPOPの主な目的は、「口頭説明の補助」と「店舗イメージの訴求」の二つに大別されます。

口頭説明の補助

POPの最大の目的は、各種店舗が推奨したい商品を、店員に代わって情報を提供し、購買意欲を促進させることです。
仮に店員が口頭で同様の説明をすると、場合によっては店員による執拗な勧誘、口頭説明がお客様にとって不快感を与え、それによってお客様が店を敬遠する事態も起こりかねません。
POP広告は知りたい人が見ればよい方法なので、お客様を強制する力はなく、それでいながら詳細な商品情報を提供できるので、それまで購買目的を持っていなかったお客様にも有用に働きかけ、興味を促す利点も持ち合わせています。
また、POPを活用することで、従業員が口頭説明で時間を割かれる事を極力回避でき、店舗業務の効率化と経費削減にも直結します。

店舗イメージの訴求

POPには店舗イメージやイベント、季節の移り変わりを表現することができます。
これにより売場の雰囲気を一変させ、お客様の印象をよくすることで販売促進につながります。
特に手書きのPOPだと、店舗の個性を際立たせる事もできるのでお勧めです。

上手にPOPを活用するコツ

POPは、基本的に商品名と金額、そして説明文によって構成されています。
そしてこれらのバランスを振り分けることによって、様々な目的に応じたPOPを製作することができます。
上手にPOPを活用するコツは使用する目的に応じて、このあらんすを次のようにうまく調節することです。

値頃感を打ち出したい場合

金額を大きく描き、目立つように全面に出すと良いです。

特定の商品を推奨したい場合

その商品の良さを全面に押し出すべく、コピーを目立つようにする良いです。

雰囲気を重視したい場合

季節や年間行事、イベントなどに合わせて色紙を用いたり、イラストを描いたりして工夫を凝らすとよいです。

お客様にお渡しするカード類も看板です

会員カードやポイントカードなど、店で配布される様々なカードも、「店内看板」とみなすことができます。
実際、「口コミ・紹介」を増やして売上を上げたい場合には、持ち帰り可能で、携帯性のあるカードを看板化しておくことは非常に大きな効果があるのです。

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上手なカードの看板化

カードそのものは携帯性の良さから、財布に入る定期券サイズで作成するのが一般的です。
その上で、口コミや紹介を誘発するデザインを考える必要があります。
具体的には、カードの表面や裏側に、店の外見や店内の写真、主な商品メニュー、電話番号、地図、定休日などを取捨選択し、バランスよく配置するのがお薦めです。
こうすることにより、「こんな店があるのだけれども行ってみない?」とお客様が知人・友人にカードを見せながら手軽に紹介することができます。
お持ち帰り可能なカードに、店のすべてを表現して、口コミや紹介が増えるように頑張りましょう。
たかがカード、されどカード。
カードの看板化という地道な努力がきっとより良い結果をもたらしてくれるでしょう。

ボードとは?

ボードとは、店内に設置される固定の広告スペースのことです。
一般的にボードに書かれている内容は、お店の姿勢そのものであると解釈されているので、その内容の良し悪しで店の売り上げやリピーターの獲得につながることもあります。
色々工夫してよいボードを作ることが大切です。

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上手なボードの活用方法

ボードはこれまで、価格や店の利用方法、サービスシステムなどの定番「システム」の説明に使われることがほとんどでした。
しかし最近では、これらの上方に加えて、商品の価値を伝えるための産地、作り手、素材などの写真やコメントを表現できるスペースとしても活用されるようになっています。
このような活用が実際に店の売り上げを左右することもあります。
例えば、某ハンバーガーショップでは、材料の野菜を仕入れている農家の写真を掲載し、品質の確かさと安全性をアピールしています。
このアピールは近年の健康志向もあって、大いに受け、過酷な生存競争で多くのファーストフード店が売り上げを下げる中、このハンバーガーショップは逆にシェアを広げています。
まさにボードの内容次第で繁盛店になれるという良い見本ですね。