目立つ看板を作ろう!!

どんなに優れたデザインの看板でも、目立たなければ意味がありません。
その為にはデザインにを工夫するのはもちろんですが、周囲の環境との調和や店のイメージに合わせた看板にする必要があります。
また、一目で何の店か分かるようにすることも大切な要素です。

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意外に難しい「目立つ」ということ

看板はある意味、目立ってなんぼです。
せっかく看板を設置しても、その前を通る通行人がその看板に気づかなければないのと同じです。
しかしこの「目立つ」もどのように「目立っているか」に注意する必要があります。
単に目立たせるだけならば、看板の大きさを大きくすればそれに比例して目立つことにしますが、単にそれだけです。
場合によっては悪目立ちとして逆に人を遠ざけてしまう可能性があります。
それを避けるためにも、次のような要素を備えておく必要があります。

目立つための配色と設置環境

看板が目立つには、デザインだけではなく、看板を設置する周辺の環境にも左右されます。
例えば周囲に木々があるところに緑系の看板を設置しても周囲の色に溶け込んで、全く目立たなくなってしまいます。
また、看板のデザインは、基本的にお店のカラーに合わせることになりますが、それがイコール目立つとは限りません。
場合によっては店のカラーに合わせつつ、色の理論に当てはめたアクセントが必要な場合もあります。
その為にも、周囲の環境を考えたうえでのデザインが必要になります。

伝わりやすいメッセージ

看板自体が目立っていたとしても、その店が何の店なのかわからなければ誰も入ってきません(そもそも店としてすら認識されない可能性があります)。
お客様が一見して「何の店である」か瞬時にわかる看板を作ることは新規顧客を集めるうえで重要な要素になります。
その為にも次のような方法などを使って、目立つと同時に、業種がぱっとわかるように工夫しましょう。

  • 業種や商品名そのものを言葉として表示する
  • 業種がイメージできる写真やイラストを活用する
  • オブジェなどで立体的に業種を示す

なお、あれこれと情報を入れたくなってしまいますが、看板は一瞬で伝わるメッセージ性を意識する必要があります。

店舗と合致する共通デザイン

幾ら目立つ看板であったとしても、例えば、リーズナブルなお店なのに高級感のある看板だったり、 高級感のあるお店なのに安っぽさ、素人くさい看板だったりするなど店のイメージと真逆であれば宣伝効果は最悪です。
ただ目立てばいい、綺麗であればいい、ということではなく、お店の目的に合わせたデザインにし、目立ちながらも違和感がないという看板がベストです。

看板の鍵は情報量と鮮度

同じような店が並んでいた場合、情報が古かったり、少なかったりする店よりも、常に最新の情報が豊富に用意されている店のほうが繁盛するのは当然のことです。
自店の看板が集客力のあるものにする為には、まさに「常に最新の情報が豊富に掲載されている」必要があります。

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情報量と鮮度は大切ですが

誤解があるといけませんが、店にあるすべての看板が「常に最新の情報が豊富に掲載されている」必要はありません。
というよりも、店頭サインやポール看板といった種類の看板でこれをすることは不可能ですし、意味もありません。
しかし看板の中には、ポスターやガラスシート、スタンド看板など最初から情報の提供が目的である上、用意に最替えが可能なタイプの看板があります。
この種の看板を利用して、常に最新の情報を豊富に提供出来るようにしておくことが、店の集客力を高めるコツになります。

親近感の大切さ

親近感や優しさを感じられる店には自然と多くお客様が集まるものです。
しかし、この親近感や優しさをアピールしようと、言葉にして露骨にPRしてしまえば、胡散臭さが際立ってしまい逆効果です。
むしろ「花」や「植物」を看板として活用し、それとなく親近感や優しさをアピールしましょう。

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植物や花も看板です

意外に聞こえるかもしれませんが、「植物」や「花」も立派な看板です。
しかも植物や花を愛する心は古今東西変わらず、多くの人が持ち合わせている感情であり、お店のにガーデニングを施したり、綺麗な花が咲いている鉢などを置くことによって、「親近感」や「優しさ」をそれとなくにアピールし、集客力を高めることができるのです。
まさに自然だけにアピールが自然にできるのですね。

手入れは小まめに

植物や花を「看板化」することは、親近感や優しさを表現する上で最適な手段の一つですが、注意することがあります。
植物はほおって置くと萎れたり、枯れたりしてしまいます。
せっかく親近感や優しさを表現するための花や植物がこれではたちまち逆効果です。
このようなことがないように小まめに手入れをするか、あるいは面倒を見る自信がないのならいっそ採用しないのも一つの選択です。
確かに花や植物を看板化することにより得られる効果は期待できなくなりますが、枯れた植物を課座てしまうという失態を犯すよりはよほマシなのです。
あるいは手入れの簡単な植物や観葉植物を選ぶのもおススメです。

デザインで右脳にアピールしよう!!

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看板を見たとき、その印象の良し悪しは右脳によって判断されます。
人間の脳は論理的に判断する左脳と、直感的に物事を判断する右脳にわかれており、例えば「おいしそう」や「優しそう」など数値化できない特徴をアピールしたい場合にはこの右脳に訴えるデザインにすると高い効果を得ることができるそうです。

どうしたら右脳にアピールできるか

右脳に訴えるデザインにするには、イラストや写真を使ったデザインにすることがおススメです。
右論理的思考で判断する左脳とは異なり、右脳は何も考えずに直感的に物事を判断しますので、見た瞬間の看板のイメージが全てです。
その為、文字を羅列した看板よりも写真やイラストを掲載した単純明快な看板のほうが右脳に与えるインパクトが強いのです。
実際、右脳に訴えかける看板を掲示すると、その写真やイラストに表現された商品を求めるお客様が集まる傾向にあるそうです。

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何事もほどほどに

右脳に訴える看板は、確かにインパクトが強いですが、その効果を過信するのは危険です。
実は、右脳に訴える看板は、イメージ優先であるため、場合によっては何を訴えたいかわかりにくくなり、集客力に結びつかないこともあります。
右脳にアピールすることは大切ですが、何を訴えたいのかきちんと理解できるよう、しっかりと言葉や数字でのアピールも大切です。
過ぎたるは何とやら、看板の表現にはやはりバランスをとることが大切ということですね。

看板の角度を90°にして視覚的アピールを!

看板の目的は店の存在を通行人や車に乗っている人などにPRすることです。
そこに店があることを気づいてもらわなければ、そもそも集客力アップなど望めません。
その為には、どうやったら、店の看板を通行人や車の運転手に見てもらえるか、「お客様の視点」で看板を設置する必要があります。
特に、店舗の間口に対して90°の位置に看板を設置すると、通行人や車の運転手への視覚に強くアピールできます。

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正面看板の落とし穴

店の正面に設置する看板は、店の顔としての意味はありますが、店の存在をPRし、集客力を高める効果はほとんど期待できません。
何故なら、その看板は店の正面に立たなければ見ることは出来ず、店の前を行き交う通行人や車からはわざわざ横を向いてもらわない限りその視界に入らないからです。
店の存在を彼らにPRするには、彼らが行き交う方向の正面に看板があることが重要です、

店舗に対して90°の看板を設置しよう

通行人や車の運転手に効率よく店の存在をPRするコツは、通行人や車からその看板が正面に見えるよう店舗に対して90°の位置に看板を設置することです。
勿論、通行人をメインとするか、車の運転手をメインとするかで、看板の高さを調節する必要がありますが(車の運転手は座った状態であるので視界が低く、立っている通行人視点では普通に見える看板が車の中からは見えない可能性もあるので)、店舗に対して90°の看板は通行人や車の運転手の視界に普通に入ってくるので、必然的に集客力が高まるのです。

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はみ出し看板で目立とう!!

人間は「ちょっと異なるもの」や「一般的でないもの」に本能的に反応する心理があるため、一般的な「四角い平面的な看板」でななく、はみ出し看板などちょっと変わった看板を作るだけ、人目を引き、通常よりも高い集客力を期待できます。

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はみ出し看板って何だろう?

はみ出し看板はその名の通り、キャラクターがちょっとだけ上に飛び出しているとか、文字が前に飛び出しているような看板を言います。
多くの人が持つ一般的な看板のイメージとしては、「四角い平面のもの」ですので、このようなちょっとした工夫を施すだけで、異質なものとなり十分にお客様の注目を集めることが出来るのです。
勿論、通常の看板を作るよりは少し割高になりますが、それに見合う価値は十分にあります。

上手なはみ出し看板の作り方

メインの看板そのものを加工して、はみ出し看板にする場合には、看板の上側につきだすポイントを作り、R型デザインを施したり、片方だけ突き出たデザインにすると見栄えの良いはみ出し看板になります。
また、メインの看板にイメージキャラクターやアイテムイラスト、商品名を記したボードなどを上から貼り付けるように重ねて、はみ出し看板を作る方法があります。
この方法だとかなり凝ったはみ出し看板を作ることが出来ておススメですが、粘着が甘いとはがれて落下してしまう可能性もあります。
そのようなことが起きないように注意して作りましょう。

看板で起承転結ストーリー

店舗の各所にある看板に意図的に「ストーリー仕掛け」を施すことで、客単価を挙げることができます。
これはストーリー仕掛けで誘導することにより、店に対する期待感を高めて、お客様の財布のひもを緩ませるのです。
なお、このストーリーは「起承転結」で仕掛けると効果的です。

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ストーリー仕掛けの効果はどのようなもの?

商品はただやみくもに並べて恰好良く見せるだけでは売れません。
もっとも、やみくもに並べた場合、恰好良くにはならないとは思いますが、それはさておき、物を売るためには、お客様に「何を見せ」(起)、「どこを通ってもらい」(承)、「何を買ってもらうか」(転)「如何に次につなげるか」(結)という一連の流れを仕掛けておくことが大切になります。
そしてこの起承転結ストーリーを効率よく実現するのが看板の役割です。

看板によるストーリー仕掛けの法則

看板で起承転結ストーリーを作り出すときは、次のような原則に基づいた看板作りをすると、お客様をワクワク・ドキドキさせることが出来ます。

  1. 特徴を一言であらわす(起)
  2. 特徴の裏付けになる現物を見せる(承)
  3. お客様を引き込む(転)
  4. 何を買ってもらいたいか明確にする(結)

特徴を一言であらわす(起)

PRする時は一つのテーマに絞り込んでアピールするほうが強いインパクトがあります。
例えば、「なんでもあります」というお店よりも「このような商品を扱っているお店です」とアピールしたほうが、より多くのお客様に支持される場合が多いのです。

特徴の裏付けになる現物を見せる(承)

お客様が購入に至るまでに目にするものが、店の特徴を裏付けるものであるほど、お客様の期待は高まります。
例えば、「鮮度」を売りにしているならば、新鮮な食材を実際に並べてアピールすることで、購入することへの期待を高めることができるのです。

お客様を引き込む(転)

お客様を確実に誘導するために、お客様が自然と吸い寄せられるコーナーを設けます。
例えば「食品コーナーに試食コーナーがあります」の看板を1枚あるだけで高確率で食品売り場に誘導することが可能です。

何を買ってもらいたいか明確にする(結)

例えば、試食コーナーに、「この商品は…」などの説明書を掲示し、周囲に関連商品を配置します。
これにより「ついでに関連商品も買ってみようかな?」とお客様に思わせるのです。

商品看板で五感に訴えよう

ある商品を効果的に販売するためには、その商品を現物展示、すなわち、商品そのものを看板化(商品看板)することがおススメです。
商品を看板化することにより、速効的に五感に訴えることができ、より売れやすくなります。

商品看板のメリットは何だろう?

商品看板の最大のメリットは人の五感に訴えることができることです。
人間は言葉だけで説明(聴覚に訴える)するよりも、ポスターを見せながら説明(視覚+聴覚)したほうがより心に残ります。
商品そのもの看板化し、例えば試食なども同時に行えば、視覚や聴覚にとどまらず、嗅覚・触覚・味覚の五感全部に訴えることが可能です。

五感に訴える具体的な商品看板方法

具体的な商品看板の方法としては、「商品の裸化」「ボリューム陳列」「補助POP&声かけ」

商品の裸化

可能な限り商品を露出させて展示させる方法です。
ビニール袋や紙袋から商品を取り出して展示することで、味覚以外の四感に訴えることができます。

ボリューム陳列

商品を立体的に陳列することで、注目度をアップさせる方法です。
基本的には視覚のみに訴える方法ですが、その与えるインパクトは飛び抜けており、ある商品を重点販売したい時などにおススメです。

補助POP&声かけ

商品の価値や特徴を分かり易くお客様に伝えるためのPOP等を周囲に配置し、更に従業員が「こちらの商品はいかがですか」とお客様に声掛けをします。
これにより視覚と聴覚に効率よく訴え、売上を伸ばすことができます。

POP看板で親近感の増加を

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POP看板は、商品の特徴や魅力を分かり易く伝える為に陥るのが一般的ですが、お客様を和ませる「遊び心」や「笑い」「ゆとり」のあるPOPを追加することで親近感を高めることができます。
店の親近感が高まれば、自然とリピーターの数も増え、売上が向上するかも・・・

親近感のあるPOPはどんなもの?

親近感のあるPOPを作るには、「遊び心」や「笑い」、「ゆとり」を持つことが大切です。
手書きのイラストで作成しておくとその効果はさらに高まります。
ただし、イラストは下手でも構いませんが丁寧に描きましょう。
単に手を抜いただけのイラストの場合は、逆効果です。
また、内容については、日頃の会話の中で面白かったものをアレンジすることがおススメですが、少し真面目にしたい場合には次のような内容もおススメです。

お客様紹介コーナー

来店されたお客様の笑顔の写真や、完成した商品の写真を掲示し、お客様との心の距離の近さを現します。
ただし、よほどの親しい常連客でもない限り写真撮影には協力してくれないでしょうから、このコーナーができるかどうか自体が店にとっての一つのステータスでもあります

スタッフ紹介コーナー

スタッフの顔写真や名前、プロフィルを紹介し、お客様に親近感を持ってもらいます。
また、専門の資格の有無なども併せて紹介しておくと高い信頼も勝ち取ることができます。

お買い上げ商品点数を増やす看板のポイント

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お客様にお買い上げ商品点数を上げてもらうポイントは、「せっかくだから!」と思わせることにあります。
したがって、お買い上げ商品点数を増やす看板を作りたい場合は、「せっかく来たのだからこれも買っていこう」というお客様心理にカチッと火をつけるようなものを目指すことがポイントです。

上手な看板の作り方

お客様心理に火をつける看板を作るとき、気をつけることは、「されもこれも買ってほしい」と欲張るのではなく、ある一定のパターン、すなわち、「この商品を買ったお客様はあの商品も購入する傾向がある」ということを絞り込んで、その部分を強調することです。
例えばお酒を買いに来たお客様に「このお酒にはこのつまみがおススメ」みたいな内容の看板があれば、ついでにそのつまみも買っていくでしょう。
このような細かい増加の積み重ねが、売上の大幅なアップにつながるのです。
その為にも、これまでのお客様の購入情報や現場における接客パターンをまめに分析し、セット販売した商品をピックアップして、二品目、三品目に誘導する看板を作成しましょう。

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