店舗その物も立派な看板です


看板は、店の存在やその内容を広く知らしめるためのものであり、極論を言えば、店舗そのものを看板として活用することも出来ます。
実際、繁盛している店の多くは「看板は看板、建物は建物」と分離しておらず、建物全体を看板として活用しています。
pic5_1

建物全体を看板とする具体的方法

建物全体を看板とする方法は主に次の3つがあります。

  • 建物の作り自体が看板効果を持つ
  • 大小の看板で建物の看板化
  • 店内をあえて見せる

建物の作り自体が看板効果を持つ

例えば、アンティークなレンガ造りを洋館を店舗としていた場合、それだけで人目を引きますので、ことさら看板を前面に押し出さなくても、建物そのものに看板効果を期待できます。
もしこのような建物を店舗としている場合は、この建物自身が持つ看板効果を積極的に活用していきましょう。
もっともこれは、運よく看板効果のある建物を手に入れることができた、あるいは新築やリフォームでもしない限り採用できる方法ではありません。
自分の使用している店舗が偶然該当していたらラッキー程度に思っていたほうが良いでしょう。

pic5_2

大小の看板で建物の看板化

建物の上部に巨大なパネル看板を設置したり、入口近辺や空いているスペースに中小の看板を上手く配置して、建物全体を看板化してしまう方法です。
これらの看板をどのように設置するかはケース・バイ・ケースですが、どのような店でも採用できる方法なので、積極的に採用してみましょう。
また、直接の看板でなくても、店頭に植物や花を置くことも立派な看板です。
花屋や植物は「優しさ」の象徴であり、店頭にこれらを配置することで店の優しい雰囲気をアピールし、新規来店者を入り易くしてくれます。

pic5_4

店内をあえて見せる

看板は何も店の外側だけに設置するものだけではありません。
店の中の様子を外からあえて見せることも立派な看板です。
何故なら、店の外を通るお客様の多くは意外に店内の様子をうかがっています。
例えば、初めて入る飲食店においては他にお客様がいるかどうか確認してから入ったり、逆に中の様子がほとんどわからないような店には心理的抵抗が働いて入りにくくなったりします。
そこで、「店内を効果的に見せること」には大きな看板効果が期待できるのです。
もっとも、店内の様子に絶対の自信がないと逆効果になる可能性があるので注意が必要です。

pic5_3