交通広告を使ってより多くの人に宣伝しましょう

交通広告とは、電車の駅構内やバス停のベンチ、あるいは電車やバスの中などにある広告スペースの総称です。
バス停や電車などはよほどの田舎でもない限り多くの人が集まるので、確実に宣伝することができます。
また交通広告の最大の特徴として、客層をある程度絞ることも可能です。
その為、自店や自社が狙っているターゲットの客層の集まる交通広告をうまく活用できれば非常に大きな宣伝効果が期待できます。

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交通広告の特性

交通広告の特徴は場所によってある程度客層を限定することができることです。
例えば、駅のターミナルならば、そこを通る通勤客をターゲットにすることができますし、空港ならばホワイトカラーのビジネスマンを相手にする業種や観光客へのPR看板が大きな効果を上げることができます。
目的に応じた宣伝ができるよう、次のような各交通広告の特徴をしっかりと把握しましょう。

電車 バス タクシー7 空港
場所 ベンチ、壁、改札付近など 吊り皮、壁、中吊り広告など ベンチ、車内、ボディなど 助手席、運転シートの後ろ、ボディなど 空港内待合所、カウンター、駐車場など
ターゲットの客層 電車を利用する通勤・通学者、駅周辺の住民 電車を利用する通勤・通学者、広域の沿線の住民 車を持っていない年配の人、学生 ビジネスマンや少し裕福な人 ビジネスマンや旅行者など長距離を移動する人
最適な業種 病院や飲食店など地域密着系の業種 住宅・不動産・レジャー施設、雑誌など広域商圏業 葬儀社、旅行代理店、車の教習所など年配者や車を持っていない人向けの業種 金融商品、ハウスキーパー、ダイエットなどお金と時間がある人向けの業種 特産物を取り扱ている店や宿泊施設など

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交通広告の注意点

交通広告を使用する場合には、電鉄会社やバス会社などの許可を得る必要があります。
その為、この交通広告のみ、看板屋ではなく広告代理店を通す必要があります。

移動看板で売上アップ!カーマーキングとは?

カーマーキングとは自社の営業車、トラックなどに会社の特徴をイメージするデザイン・ロゴマーク・企業の業務内容・連絡先をマーキングすることです。
別名「走る広告」とも言われており、多くの看板の中でも最も手軽に認知度アップができる、まさに「飛び道具」的看板です。

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カーマーキングの特徴

カーマーキングは普段、店や会社で使用しいる車を移動看板化します。
車体に直接、シートを貼り付けるだけという手軽さであり、また、業務上、商圏内を無駄なく走ることが多いため簡単に認知度アップができる非常にメリットの多い看板です。
なお、世の中には「痛車」と呼ばれるアニメキャラ等のマーキングをした車がありますが、あれもそのアニメ等の宣伝になっている以上、一種のカーマーキングといえるかもしれません。
痛車が周囲に与えるインパクトは極めて大きく、その例から見てもどれだけカーマーキングに宣伝効果があるか分かろうというものです。

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上手なカーマーキングの方法

上手にカーマーキングるには、文章よりもイメージカラーやキャラクターを前面に押し出したほうが高い効果があります。
また側面だけでなく、後ろの面のマーキングも大切にする必要があります。
何故なら、車両の後部は車の中で最も目立つスペースであり、歩行者や後方の車にアピールすることができます。
運転の安全性に心配があるのならば、運転席からは外が見え、外からはPR内容が見える「シースルー」タイプのシールを張れば、視界もPRスペースも十分に確保することができます。

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LED看板のこと

LED看板は、その名の通りLED(発光ダイオード)を使用した看板です。
消費電力が低く、寿命が長いことから近年では「光る看板」の代名詞であったネオンサインに代わる新しい「光る看板」の主流になりつつあり、注目されています。
「文字、あるいは板面そのものを光らせる」看板として、空間や建物そのものをおしゃれにライトアップして、主客力を高めます。

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LED看板の特徴

LED看板は、朝・昼・晩と時間を問わずに驚くほど目立つのが特徴です。
そのため、お客様の目に留まることが多くなり、それによって高い集客力を見込むことができるのです。
実際、看板をLEDに付け替えてから一気に集客が上がり、売上が右肩上がりになっ たということも珍しい話ではないようです。

LED看板とネオンサインの比較

LED看板とネオンサインの違いは次の通りです。

ネオン LED
デザイン 折り曲げ加工が難しいので、文字、大きさ、形に制限がある 小さなLEDの組み合わせなので、複座tな形に対応し、隅まできっちり光らせることができる
寿命 短い 長い(ネオンと比較して約10倍)
経済性 初期費用は安いが電気料金が高い 初期費用は高いが、電気代は安い

総合的にネオンよりもLEDが優れているということが一目瞭然ですね。

ポスターも看板の一種

意外に思えるかもしれませんが、ポスターもまた看板の一種です。
ポスターは数ある看板のなかでも安いコストで大きなインパクトが期待できることでは群を抜いており、一枚ではなく同じポスターを連貼りすることで、より強いインパクトを演出することも可能です。
しかもポスターを貼ることによって殺風景だった店内もがらりと印象が変わり、店に活気や勢いを与えてくれ、お客様の購買意欲を高めてくる効果もあります。
なお、貼り替えも簡単であり、常に最新の情報を提示できるのもポスターの大きな魅力です。

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ポスターとは

ポスターは街中で簡単に見ることができるので説明の必要はないかもしれませんが、あえて定義を述べるならば、屋外・屋内を問わず、壁面や柱などに掲示するために制作された、視覚的な広告・宣伝媒体のことです。
背景には絵画やイラストレーション、写真が用いられ、それとともに短いタイトルやメッセージが記載されることが多いです。
通常は、大判の紙またはそれに類するものへ印刷して作られるので、同一のものを安価で大量に用意することが系ます。

ポスターの種類

ポスターはその用途に応じて、次の3タイプがあります。
これらを的確に使い分けることで客単価の向上やリポーターの獲得をすることができます。

付加価値訴求タイプ

お客様が買おうとしている商品に、もしくは受けようとするサービスがいかに素晴らしいものであるかを表現するポスターです。
主に商品やサービスの宣伝が目手であることから、その多くは商品やサービスの紹介を前面に押し出すポスターとなっています。

追加商品販売タイプ

お客様に、「あっこれも買っておこうかな」と意欲を喚起させるポスターです。
例えば「これをセットに購入すればさらにお得」などといった内容のポスターが該当します。
また、他の商品の「付加価値訴求タイプ」ポスターを見た結果、「ついでに買っておこう」と思うようなケースのように、本来、「付加価値訴求タイプ」ポスターであったものが「追加商品販売タイプ」ポスターとなることもあります。

リピート来店促進タイプ

「もう一度、来店してみよう」と思わせるポスターです。
「何月何日、ついに発売!!」というような近日中に発売予定商品の宣伝ポスターや、「何月何日からこのようなことが始まるよ」というキャンペーンやサービス、イベントの紹介ポスターが該当します。

ポスターの意外な効果

ポスターにこれを貼ることによって店の雰囲気を一変させる効果があります。
人間の心理として、殺風景な店よりもある程度(視覚的に)ごちゃごちゃしている店の方が親しみが持てて、購買意欲が上がるという傾向にあるようです。
実際、壁がむき出しの倉庫のような店では中々買おうという意欲は起きないでしょう。
このような場合、壁にポスターを貼ったり、高い位置からポスターをつるしてインパクトを出すことによって、店の雰囲気をがらりと変えることによって、集客力や購買意欲のアップを図ることができます。
もっとも、いくらごちゃごちゃしているほうが良いからといって、何も考えずにはポスターを張りまくるのは逆効果です。
何事もほどほどにするのが一番です。
また、日焼けしたポスターやすでに用をなさないポスターを貼っておくこともお客様に悪印象を与えます。
綺麗なポスターや最新の情報が記載されたポスターとまめに張り替えましょう。

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POPは商品の為の“看板”

POPはPoint Of Purchase(販売時点広告)の略であり、主に個別の商品自体の説明に使われることで、商品の販売と売上アップに貢献します。
このため、POPは「モノ言わぬ販売員」と形容されることもあります。
POPの活用次第で、店舗の売上を左右することもありますので、その特徴を掴んで上手に活用できるようにすることが大切です。

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POPの特徴

POPは、紙を広告媒体としてその上に商品名と価格、またはキャッチコピーや説明文、イラストを手描き、あるいは印刷したものであり、数ある広告媒体の中でも単純なツールの一つです。
しかし、POPは内容によっては店の個性を作り上げる力があり、POP一つでその商品、ひいては店舗の売上を左右するとまで言われるほど、実に優れた力を持っています。
なおPOPの主な目的は、「口頭説明の補助」と「店舗イメージの訴求」の二つに大別されます。

口頭説明の補助

POPの最大の目的は、各種店舗が推奨したい商品を、店員に代わって情報を提供し、購買意欲を促進させることです。
仮に店員が口頭で同様の説明をすると、場合によっては店員による執拗な勧誘、口頭説明がお客様にとって不快感を与え、それによってお客様が店を敬遠する事態も起こりかねません。
POP広告は知りたい人が見ればよい方法なので、お客様を強制する力はなく、それでいながら詳細な商品情報を提供できるので、それまで購買目的を持っていなかったお客様にも有用に働きかけ、興味を促す利点も持ち合わせています。
また、POPを活用することで、従業員が口頭説明で時間を割かれる事を極力回避でき、店舗業務の効率化と経費削減にも直結します。

店舗イメージの訴求

POPには店舗イメージやイベント、季節の移り変わりを表現することができます。
これにより売場の雰囲気を一変させ、お客様の印象をよくすることで販売促進につながります。
特に手書きのPOPだと、店舗の個性を際立たせる事もできるのでお勧めです。

上手にPOPを活用するコツ

POPは、基本的に商品名と金額、そして説明文によって構成されています。
そしてこれらのバランスを振り分けることによって、様々な目的に応じたPOPを製作することができます。
上手にPOPを活用するコツは使用する目的に応じて、このあらんすを次のようにうまく調節することです。

値頃感を打ち出したい場合

金額を大きく描き、目立つように全面に出すと良いです。

特定の商品を推奨したい場合

その商品の良さを全面に押し出すべく、コピーを目立つようにする良いです。

雰囲気を重視したい場合

季節や年間行事、イベントなどに合わせて色紙を用いたり、イラストを描いたりして工夫を凝らすとよいです。

お客様にお渡しするカード類も看板です

会員カードやポイントカードなど、店で配布される様々なカードも、「店内看板」とみなすことができます。
実際、「口コミ・紹介」を増やして売上を上げたい場合には、持ち帰り可能で、携帯性のあるカードを看板化しておくことは非常に大きな効果があるのです。

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上手なカードの看板化

カードそのものは携帯性の良さから、財布に入る定期券サイズで作成するのが一般的です。
その上で、口コミや紹介を誘発するデザインを考える必要があります。
具体的には、カードの表面や裏側に、店の外見や店内の写真、主な商品メニュー、電話番号、地図、定休日などを取捨選択し、バランスよく配置するのがお薦めです。
こうすることにより、「こんな店があるのだけれども行ってみない?」とお客様が知人・友人にカードを見せながら手軽に紹介することができます。
お持ち帰り可能なカードに、店のすべてを表現して、口コミや紹介が増えるように頑張りましょう。
たかがカード、されどカード。
カードの看板化という地道な努力がきっとより良い結果をもたらしてくれるでしょう。

ボードとは?

ボードとは、店内に設置される固定の広告スペースのことです。
一般的にボードに書かれている内容は、お店の姿勢そのものであると解釈されているので、その内容の良し悪しで店の売り上げやリピーターの獲得につながることもあります。
色々工夫してよいボードを作ることが大切です。

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上手なボードの活用方法

ボードはこれまで、価格や店の利用方法、サービスシステムなどの定番「システム」の説明に使われることがほとんどでした。
しかし最近では、これらの上方に加えて、商品の価値を伝えるための産地、作り手、素材などの写真やコメントを表現できるスペースとしても活用されるようになっています。
このような活用が実際に店の売り上げを左右することもあります。
例えば、某ハンバーガーショップでは、材料の野菜を仕入れている農家の写真を掲載し、品質の確かさと安全性をアピールしています。
このアピールは近年の健康志向もあって、大いに受け、過酷な生存競争で多くのファーストフード店が売り上げを下げる中、このハンバーガーショップは逆にシェアを広げています。
まさにボードの内容次第で繁盛店になれるという良い見本ですね。

お店の看板はひとつじゃありません

店内の看板について、極論を言えば、店の中にあり、お客様の目に止まるありとあらゆるものが看板になりえます。
このようなものを「ショップアイテム看板」といい、お店のコンセプトにあったデザインで書くアイテムを統一させることによって、お客様に強い印象を残すことができます。

ショップアイテム看板の一例

ショップアイテム看板は店にあるありとあらゆるものが含まれます。
一番分かりやすいものといえば、従業員が着ているユニフォームですが、ほかにもお持ち帰り用の袋や包装紙、マッチやライター、割りばしなど、店の名前やロゴマークを入れるだけで簡単にショップアイテム看板になります。
実際、ある有名な老舗和菓子店では、包装紙を見ただけでその和菓子屋の商品であることがわかりますが、これは包装紙というショップアイテム看板の宣伝効果が発揮されている実例です。

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上手なショップアイテム看板の作り方

ショップアイテム看板は、必然的に絶えずお客様の目に止まるものであるので、強く印象に残るようにシンプルかつ特徴的するのがコツです。
特に、Rフレーズを書きこむことは不向であり、店の名前やロゴマーク、イメージカラーなど瞬間的に理解できるものにするのがお薦めです。
また、そのわずかな情報の中に自分たちの目指しているものや店のコンセプトを反映させ、意味を込めて作りこんでいくとより印象に残るショップアイテム看板になります。
色やデザインをいろいろ組み合わせて、よりメッセージ性の強いショップアイテム看板を作り出してみてください。

目立つ看板を作ろう!!

どんなに優れたデザインの看板でも、目立たなければ意味がありません。
その為にはデザインにを工夫するのはもちろんですが、周囲の環境との調和や店のイメージに合わせた看板にする必要があります。
また、一目で何の店か分かるようにすることも大切な要素です。

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意外に難しい「目立つ」ということ

看板はある意味、目立ってなんぼです。
せっかく看板を設置しても、その前を通る通行人がその看板に気づかなければないのと同じです。
しかしこの「目立つ」もどのように「目立っているか」に注意する必要があります。
単に目立たせるだけならば、看板の大きさを大きくすればそれに比例して目立つことにしますが、単にそれだけです。
場合によっては悪目立ちとして逆に人を遠ざけてしまう可能性があります。
それを避けるためにも、次のような要素を備えておく必要があります。

目立つための配色と設置環境

看板が目立つには、デザインだけではなく、看板を設置する周辺の環境にも左右されます。
例えば周囲に木々があるところに緑系の看板を設置しても周囲の色に溶け込んで、全く目立たなくなってしまいます。
また、看板のデザインは、基本的にお店のカラーに合わせることになりますが、それがイコール目立つとは限りません。
場合によっては店のカラーに合わせつつ、色の理論に当てはめたアクセントが必要な場合もあります。
その為にも、周囲の環境を考えたうえでのデザインが必要になります。

伝わりやすいメッセージ

看板自体が目立っていたとしても、その店が何の店なのかわからなければ誰も入ってきません(そもそも店としてすら認識されない可能性があります)。
お客様が一見して「何の店である」か瞬時にわかる看板を作ることは新規顧客を集めるうえで重要な要素になります。
その為にも次のような方法などを使って、目立つと同時に、業種がぱっとわかるように工夫しましょう。

  • 業種や商品名そのものを言葉として表示する
  • 業種がイメージできる写真やイラストを活用する
  • オブジェなどで立体的に業種を示す

なお、あれこれと情報を入れたくなってしまいますが、看板は一瞬で伝わるメッセージ性を意識する必要があります。

店舗と合致する共通デザイン

幾ら目立つ看板であったとしても、例えば、リーズナブルなお店なのに高級感のある看板だったり、 高級感のあるお店なのに安っぽさ、素人くさい看板だったりするなど店のイメージと真逆であれば宣伝効果は最悪です。
ただ目立てばいい、綺麗であればいい、ということではなく、お店の目的に合わせたデザインにし、目立ちながらも違和感がないという看板がベストです。

看板の鍵は情報量と鮮度

同じような店が並んでいた場合、情報が古かったり、少なかったりする店よりも、常に最新の情報が豊富に用意されている店のほうが繁盛するのは当然のことです。
自店の看板が集客力のあるものにする為には、まさに「常に最新の情報が豊富に掲載されている」必要があります。

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情報量と鮮度は大切ですが

誤解があるといけませんが、店にあるすべての看板が「常に最新の情報が豊富に掲載されている」必要はありません。
というよりも、店頭サインやポール看板といった種類の看板でこれをすることは不可能ですし、意味もありません。
しかし看板の中には、ポスターやガラスシート、スタンド看板など最初から情報の提供が目的である上、用意に最替えが可能なタイプの看板があります。
この種の看板を利用して、常に最新の情報を豊富に提供出来るようにしておくことが、店の集客力を高めるコツになります。