ガラスシートを使えばガラス窓だって看板になります

ガラスシートとは、店舗の入り口扉やガラス面を利用して製作する看板であり、「ウィンドウサイン」と呼ばれることもあります。
ガラスに直接貼り付けることができる為、比較的にコストが安く、またデザインやガラス内のディスプレイを用いた見せ方に凝ることができます。

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ガラスシートの特徴

ガラスシートは店のガラスにポスターやチラシ等を直接貼るという方法で行いますので、安いコストで広い面でPRすることが可能です。
また、工夫次第では凝ったデザインにより、通行者に大きなインパクトを与える見せ方をすることも可能です。
さらにポスターは看板に比 べて交換しやすい所もメリットの一つです。コンスタントに交換し、タイムリーな情報提供をすることができます。
なお、副産物的な効果としては目隠しや日焼け防止の効果 があり、直射日光の眩しさ低減など、様々なメリットがあります。

ガラスシートのを採用する時は

ガラスシートを採用する場合には、ガラス面全部を使ってデザインするのではなくあえてガラス面の一部を開けておき、店内の様子が見えるようにしておいた方が、お客様の安心感も強まり入店率が高まります。
またガラス面には白がよく映えるので、文字色を白にしたり、白いシートの上に重ね貼りして「白の縁取り」を文字に施すと見やすくなります。

スタンド看板で通行人の視界をキャッチ!

スタンド看板は主に「歩行者客」や「自転車客」が中心の立地で、通行人の目に留まるよう店舗や会社の前において使うことが多い看板です。
店の名前やメニュー、料金表など幅広い使い方が可能です。
スタンド看板の代表的なものはA型看板ですが、それ以外にも様々な種類があります、

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スタンド看板の特徴

スタンド看板の特徴は、移動が簡単であり、店舗入口や店内など、目線に入りやすい位置に設置することができるため、誘導性に優れ、アピール度も抜群であることです。
スタンの看板は種類が多く、形状、素材、機能、コストも多種多様ですので、店のコンセプトや用途に応じて自由に選ぶことができます。

スタンド看板の種類

スタンド看板は自立している看板の総称であり、代表的なものとしては次のようなもがあります。
なお、これらはA型看板と比較した場合、簡単にPRスペースを作れるという点では共通ですが、A型看板よりも設置のための面積が少なくて済むこと、そして、片面でのPRが中心になることに違いがあります。

タワー・カタログスタンドタイプ

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よく旅行代理店などの前で見かけることができるタイプのスタンド看板です。
持ち帰り用のチラシやパンフレットなどを並べることができます。

電飾タイプ

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板面の中に電球があり、内側から照らすスタンド看板です。
特に夜間に威力を発揮します。

カーブタイプ

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板面がゆるやかにカーブしており、優しいイメージを与えてくるスタンド看板です。
特に女性的なイメージの商品を取り扱っている店に最適の看板です。

イーゼルタイプ

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メニューボートとして使われることが多いスタンド看板です。
飲食店(特に洋食系や喫茶店など)の前に設置されていることが多いです。

風の動きで目をひく垂れ幕看板

垂れ幕は「けんすい幕」と呼ばれることが多い、デジタルプリントで製作された看板であり、看板業界に、業務用の大型インクジェット出力機が普及したことにより安価に製作できることから増えて来た種類です。
なお、セットとして扱われるものに横断幕(横幕)がありますが、基本的に同じものです。
単に横に長いものを横幕と呼び、縦に長いものを垂れ幕と呼ぶだけです。
季節ごとに看板内容を変更したい、定期的にPRするものを変更したいなど、イベントやセール、フェアの告知に役立ちます。

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垂れ幕の特徴

垂れ幕は手軽かつローコストで看板スペースを作ることができるのが特徴です。
また、基本的に壁面に沿って取り付けられる事が多いので片面染めが一般的ですが、表裏とも見える状態で掲出する場合には両面染めにすることもあります。
なお、垂れ幕は長時間使用すると、色があせていき見づらくなることが問題とされていますが、最近の垂れ幕は日光への耐久度が非常に強くなっており、染め色が日に焼けてしまう心配よりも、むしろ布地が泥や土埃で汚れたり風で破けたりして耐久性の限界に至る例がほとんどとなっています。
大切に使えば10年近く使用に耐える例もあるようです。

垂れ幕を使うときは

垂れ幕を使用する場合は、定期的な交換を前提に使用することになります。
その特性から季節ごとに看板内容を変更したい、定期的にPRするものを変更したい場合に使うことがお薦めです

ドライバーはポール看板を目印にお店を探します

ポール看板は店舗敷地内の道路に面した場所にポールを建て、そこに看板を取り付けたものを指します。
非常に大きな看板であり、店名やロゴマークなどのシンプルな内容を掲出し、遠くからの目印として使用されます。
主にロードサイドの立地で「車客」を相手にする商売の場合によく使われます。

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ポール看板の特徴

ポール看板は支柱により自立しているので建物から独立した位置に設置でき、特に前面駐車場などで道路から建物が見えにくい場合に有効です。
その為、幹線道路に面した路面店の多くが使用しています。
また、駐車場への誘導サインとしての機能もあります。
なお、このポール看板はポールを埋め込む基礎工事が必要であり、物によっては100万円単位の出費になります。
また、4メートルを超える広告塔は建築基準法により工作物の確認申請が義務づけら確認申請が費用と期間の両面で負担がります。
このように非常に高価な看板なので使用を考えている場合は慎重に計画を立てる必要があります。

「車客」を相手にする場合には

ポール看板の主な目的は、車に乗っているお客様、すなわち「車客」に自分の店をアピールし、入店してもらえるように誘導することですが、その設置には車の特性を考えた工夫が必要になります。

車は走っています

言うまでもなく、車は信号待ち等で止まっている以外は相当のスピードで走っています。
その為、時速40kmくらいで走れる道路では、最低でも50mくらい手前から、自店の看板を認識してもらわなければスムーズに入店してもらえません。
何故なら、車は急にはとまれず、急に視界に店が見えたとしても、その時はすでに通り過ぎている、ということになるためです。

車の視界は狭い

車を運転する人は座った状態で遠くを見ていますので、看板の位置が低くても、逆に高すぎても視界に入りにくくなります。
一般車両の運転席の目線は地上から約1m、運転しながらの上下の可視角度は10度以内であり、10m離れた位置からもっともよく見える高さは3メートル以内とされています。
これを基準として、ベストな高さを試行錯誤してください。

スペースが取れる壁面看板で大きくアピール

壁面看板は建物躯体の壁面にシートやボートを貼り付けた状態の看板の総称です。
「壁面サイン」などとも呼ばれており、アクリル板やステンレス・スチール・アルミなどの板にカッティングシートなどで文字を貼ったり、サンドブラスト・レーザー彫刻などで文字を彫刻したものなど、たくさんの種類があります。
幅広い種類があるため、安価なものから高額なものまで同じ壁面看板内でも最も幅広い形でコストの差が出るのも特徴の一つです。

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壁面看板の特徴

壁面看板は、建物の壁面に直接、文字やロゴ等を掲示することによって、建物との一体感が生まれ、かつ、良い意味での軽い印象を与えることができます。
なお、自立式ではないので相当な大きさでの表現が可能となりますが、それは各自治体が定めた条例、法令等の定める定める範囲内での施行になりますので、し怒りとした確認が必要になります。

壁面看板のメリット

壁面看板は店舗の誘導を図る効果は抜群、業務内容が告知できる、店舗の存在をアピールできるなどといった、通行人の注意を引きつけるのに最適なディスプレイです。
また、情報内容や店舗のイメージに合わせ仕様があり、種類が豊富なのも大きな魅力となっています。

費用の幅が広い

壁面看板はアクリル板やステンレス・スチール・アルミなどの板にカッティングシートなどで文字を貼ったり、サンドブラスト・レーザー彫刻などで文字を彫刻したものなど、たくさんの種類がある一方で、かかる費用も一定ではありません。
その為、壁面看板を行う場合には、業者にしっかりとした見積もりを出してもらい、場合によっては複数の業者と比較する必要もあります。

おススメの壁面看板

安価で集客力の高い壁面看板の一つに「柱マーキング・壁マーキング」があります。
これは他にも「店頭サイン」や「壁面看板」があることが前提ですが、これらと連動したマーキングを柱や壁そのものにカラーリングを施す方法をさします。
壁看板の中では比較的に安価であるうえ、間口を大きく見せて目立たせる効果があり、集客力を高めることができるので、非常におススメの方法です。

立体的なチャンネル文字で一歩前へ

チャンネル文字は文字を立体的に加工した看板のことであり、「チャンネル文字」という呼び名の他に、「ボックス文字」や「切り文字」、「箱文字」とも呼ばれております。
平面的な看板よりも建物との一体感があり、また高級感が出るのが特徴です。
建物自体のイメージアップを図ることができますので、特に強く強調したい場合や、イメージを損なわずに目立ちたい場合などにはおススメの看板です。

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チャンネル文字の特徴

チャンネル文字は、 デザインされた文字をレーザー加工機などで切断して板金の曲げ加工によって文字の立ち上がり面を字の形に曲げて文字の厚みを作ります。
屋外に使う場合にはステンレスや真鍮(しんちゅう)、銅などの錆びない素材を使いますが、場所によっては樹脂素材やアクリル板を挟み込んだものなど様々な素材で加工することも可能です。
立体的であることから高級感があり、多くの場合、店の名前や(ホテル名など)建物のん前を強調する目的で使用されます。
また、「こだわっている商品があります」など特に訴えたいことを強調したい場合にも有効です。

LED式チャンネル文字について

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チャンネル文字の中にはLED式と呼ばれているものがります。
これはチャンネル文字の「箱」の中に、LRD発光体を入れる方式であり、文字自他が光るので夜間でも非常に目立つのが特徴です。
また、LED発光体ですので、光熱費のランニングコストが安価であり、その意味でも人気が高いチャンネル文字です。
なお、LED式には次の3タイプがあります。

  • フロント・ライト式:文字の前(表面)側を光らせる
  • バック・ライト式:文字の後ろ(建物)側を光らせる
  • サイド・ライト式:文字の横側を光らせる

遠くまで届く屋上看板の魅力

屋上看板は、主にビルの上に設置しますが、ビル以外でも建物の屋上部分よりも上に設置する看板も総称して屋上看板と呼びます。
また、「屋上広告塔」と呼ぶこともあります。
巨大サイズなので遠方からも認識でき、視認性は抜群です。
表示内容は、細かな情報を載せるよりは、ロゴマークや企業のイメージが分かるビジュアルを大きく載せるなど、シンプルなものが多いのが特徴です。

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屋上看板の特徴

屋上看板はその名の通り、屋上に設置する看板です。
四角い形状なので、四方に情報を出す事が可能であり、また、広告面積が大きく、遠くからの視認性が高いので、繁華街のビルの屋上に多く見る事ができます。
基本的に屋内看板は店や会社の位置及び存在を大々的にアピールすることができ、看板そのものがその地域の中でランドマークとして認知されることが多いという特徴があります。
その為、一般受けしやすいように普遍的な会社のイメージやコンセプトを表すデザインが推奨されています。

ビル以外の屋上看板について

屋上看板は主にビルの上に設置されますが、既存の建物やプレハブの屋上に設置することも可能です。
この場合は、建物自体が看板に見えるように作ると見栄えが良く、また、建物の高さと看板部分の位置が1:1の比率にすると非常に目立ちます。

昔ながらのテント看板にある意外な効果

テント看板は建物の窓や正面玄関の上部から、せり出すように突き出している主に塩化ビニール素材を加工した看板です。
可動式のオーニング型や固定式の日除けテントなどバリエーションは豊富であり、街中でよく見かける一般的な看板の1つです。
テント生地やシートに直接看板デザインを印刷することができるので、安価で広い面の看板を作ることができます。

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テント看板の特徴

テント看板は「雨よけ」や「日除け」だけでなく、店に「奥行き感」を出す効果があります。
テント看板を建物に取り付けることにより、平面の看板では出せない「立体感」を建物に持たせて、存在感を際立たせることができます。

テント看板の活用方法

テント看板は見た目の印象が第一であることから、PRフレーズを書きこむよりも、イメージカラーやイメージ文字、マークをするこむことが推奨されています。
また、テントの下ではガーデニングをしたり、ベンチやテーブル、雑貨類を飾ったり、スタンド看板やメニューボートを出してその店のコンセプトを表現し、奥行き感・立体感を活用すると集客力が高まります。

フラッグ広告(のぼり)で賑わいをアピール

フラッグ広告とは、一言で言えば「旗」のことです。
店舗によって使い方が異なり、1階店舗の場合には主に「視認性とイメージの両方をアップさせること」を目的として使用されることが多く、空中店舗(2階以上のテナント店舗)では集客のために活用されることが多いようです。

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フラッグ広告の特徴

フラッグ広告は基本的には「のぼり」と同じです。
ただし、「のぼり」は地面に穴をあけてパイプを埋めたり、注水式タンク専用の台に立てるなど自立式であるのに対し、フラッグ広告は建物にポールを取り付け、そこにくくりつけるスタイルとなります。
このため、フラッグ広告は通行人に対して直角の位置に手軽に看板を出すことができるので、視認性に優れているという特徴を持ちます。

フラッグ広告の活用方法

フラッグ広告は1階店舗か2階以上ある空中店舗では活用する方法が異なります。
1回店舗におけるフラッグ広告の場合には、店の名前やイメージカラーなどを配した旗を使用し、「視認性とイメージの両方をアップさせること」に使います。
一方、空中店舗の場合には商品の名前や、キャンペーン、サービスなどを記載した旗を使用して集客のために使用されることがほとんどです。
なお、1階と2階が同じ店舗であった場合には、店舗の1階部分には「視認性とイメージの両方をアップさせること」を目的としたフラグ広告があり、二階部分に「集客を目的とした」フラッグ広告が使用されている事が多いです。

野立て看板で通行人にアピールしよう

野立て看板は自店の敷地以外の土地に看板を立てて、宣伝や誘導の告知に使う看板です。
商圏ラインギリギリの場所に設置することで、商圏外のお客様にも企業・店舗を認知してもらえるようになるだけでなく、広範囲からの集客が期待できます。また、ブランドイメージを高めることにもつながります。

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野立て看板の特徴

野立て看板の多くは、幹線道路沿いや交差点、あるいは田畑などに設置されています。
例えば交差点で「○○店、右折1km」という看板を見かけることがあると思いますが、その看板こそ野立て看板なのです。
この野立て看板は自店のシェアの弱い地域に対する宣伝としては非常に効果的ですが、そのその反面、よそ様の土地を使用するため、看板の制作費の他にランニングコストとして、月の家賃が発生します。
場所によって家賃の額は異なりますが、総じて決して安くありませんので、現在の商売がある程度軌道に乗ってお金に余裕があり、新規顧客を増やしたい時に活用するとよいでしょう。

野立て看板の種類

野立て看板には大きく分けて「告知看板」と「誘導看板」があります。
「告知看板」は知名度やシェア拡大を目的に設置するもので、店の名前やキャッチフレーズ、宣伝文句などが掲載されています。
一方の「誘導看板」は、お客様を道に迷わせず、店まで誘導することを目的にする看板であり、どちらかというと店の比較的周辺に設置されます。
前にも言及した「○○店、右折1km」という野立ち看板はこの誘導看板になります。
なお、「告知看板は」自分の店や会社の宣伝だけをする単独タイプと、大きな野立て看板に複数の業者が看板を取り付ける集合タイプがあります。
集合タイプは、その看板を利用している複数の業者が家賃を分担しますので、安く使用することが出来ますが、効果は単独タイプと比べてかなり落ちます。
下手をすると「安物買いの銭失い」になりかねませんので、できればケチらずに単独タイプで売り込みましょう。